旅行先で車がトラブル!ロードサービス・保険の対応比較と"その場でできる対処法"
皆様こんにちは、こんばんは。
「楽しいはずの旅行中、突然の車の故障…!」
そんな経験、誰にでも起こりうることです。
この記事では、旅行中に車がトラブルを起こしたときの正しい対応方法と、JAF・任意保険・クレジットカードに付帯するロードサービスの違い、そしてその場でできる応急処置を分かりやすく解説します。
目次
いざという時に慌てないために、ぜひ最後までお読みください。
旅行中の車トラブルは意外と多い?
実は、旅行シーズンであるゴールデンウィーク・お盆・年末年始は、車のトラブル件数も増加します。JAFの統計によると、これらの時期はロードサービスの出動件数が平常時の約1.5〜2倍に跳ね上がるといわれています。特に多いトラブルは:
- バッテリー上がり(夏場のエアコン使用増加、停車中の電装品使用)
- タイヤのパンク(長距離移動+積載量増、路面状態の悪い未知の道)
- オーバーヒート(冷却系の不調、渋滞や山道での負荷増大)
- キー閉じ込み(慣れない環境での不注意)
- ガス欠(遠出による給油タイミングの見誤り)
「まさか自分が…」と思っていると、いざという時に慌ててしまうものです。普段の生活圏内と違い、旅行先では地理に不案内なことも不安要素となります。
まず落ち着いて!現場で確認すべき3つのこと
- 安全な場所へ車を寄せる(ハザードランプ点灯)
 最優先は人命の安全です。交通量の多い道路では後続車に十分注意し、可能な限り道路の端に車を寄せましょう。夜間は反射ベストの着用も効果的です。
- ロードサービスや保険の連絡先を確認
 保険証券やデジタル会員証、スマホアプリなどで連絡先を素早く見つけられるよう、日頃から準備しておきましょう。
- 現在地の情報(住所・目印)を把握
 スマートフォンの位置情報機能や地図アプリ、近くの看板や標識などを活用し、救援者にわかりやすく伝えられる情報を集めておきます。高速道路なら「上り/下り」「キロポスト(距離標)」の番号も重要です。
特に高速道路ではガードレールの外に出ることが命を守る行動です。
事故や故障車両に追突する二次事故は致命的なケースが少なくないため、車内にとどまるのは危険です。全員が安全な場所に避難してから救援を待ちましょう。
また、三角停止表示板を車両後方(高速では100m以上後方)に設置することも法律で義務付けられています。夜間は懐中電灯や非常灯も活用しましょう。
"その場でできる"トラブル別応急処置
| トラブル内容 | 応急処置 | 注意点 | 
|---|---|---|
| バッテリー上がり | ブースターケーブルでジャンプスタート | 接続順と火花に注意、安全手袋着用推奨 正しい順序:①救援車の+②故障車の+③故障車の−④救援車のボディ | 
| タイヤパンク | スペアタイヤに交換 or 修理剤使用 | ジャッキの安定確認、固い平地での作業、ホイールナットは対角順に緩める・締める、走行は短距離に限定 | 
| オーバーヒート | エンジンを止めて冷ます、冷却水確認 | ボンネットは熱が引いてから開ける、ラジエータキャップは布などを使い慎重に、冷却水は常温の水でも緊急時は可 | 
| キー閉じ込み | スペアキーの手配、ロードサービス依頼 | 無理な解錠は車両損傷の恐れ、最新車種は素人対応が難しい | 
| ガス欠 | 最寄りのガソリンスタンドまで携行缶で給油 | 一般道で発生した場合のみ対応可能、高速道路では係員やロードサービスに依頼が必須 | 
※知識に自信がない場合はすぐにプロへ依頼しましょう。無理な対応で状況が悪化するケースもあります。
特にハイブリッド車や電気自動車など、最新の車両は構造が複雑で素人判断での対応が危険なケースもあります。自己流の修理を試みて高額な修理費が発生したという事例も少なくありません。
主要なロードサービス3種の特徴
JAF(日本自動車連盟)
- 年会費:4,000円+入会金2,000円(家族会員は追加2,500円)
- 非会員でも利用可能(ただし基本料8,500円+作業料金で高額)
- 会員はほぼ全ての作業が無料対象(バッテリー上がり、タイヤ交換、キー閉じ込み、落輪など多岐にわたる)
- レッカー無料距離は15km以内(超過は1kmあたり550円程度)
- 全国約2,100カ所のサービスステーション網を保有し、平均到着時間は30分以内
任意保険に付帯するロードサービス
- 東京海上・ソニー損保・楽天損保などが提供
- レッカー無料距離:10km〜100km超まで差があるため契約内容の確認が必須
- JAFと比較すると作業内容に制限あり(例:バルブ交換やオイル漏れなどは対象外の場合も)
- 保険会社はJAFなどの既存ネットワークと提携しているケースが多い
- 事故による故障とそれ以外で対応が異なることがあるため注意
クレジットカード付帯サービス
- ゴールドカード以上で付帯していることが多い(年会費1万円以上が目安)
- 内容は限定的(レッカーor緊急搬送程度でバッテリー上がりやタイヤ交換などは対象外のケースも)
- レッカー距離も短い(5〜10km程度)場合が多く、年間利用回数も制限あり
- カード会社によって提供内容に大きな差があり、事前確認が必要
- 旅行中の補助としてはやや心もとない、メインのサポート手段としては不十分
3つのサービスを徹底比較!
| 項目 | JAF | 任意保険付帯 | カード付帯 | 
|---|---|---|---|
| 料金 | 年4,000円+入会金 | 保険料に含む | カード年会費に依存 | 
| 作業範囲 | 非常に広い(落輪、ガス欠、バッテリー等) | 保険会社による(基本的な作業は対応) | かなり限定的(基本はレッカーのみ) | 
| レッカー距離 | 15km無料 | 10km〜無制限(プラン次第) | 5〜10km程度が多い | 
| 利用回数 | 無制限 | 年1〜3回が多い | 年1〜2回程度が多い | 
| 全国対応 | ◎(自社ネットワーク) | ◎(提携ネットワーク) | ◯(提携先による) | 
| 平均到着時間 | 約30分 | 30〜60分 | 地域差あり(60分以上も) | 
| 深夜・休日対応 | ◎(24時間365日) | ◎(基本24時間) | △(対応時間制限あり) | 
本気で備えるなら「JAF+任意保険」の併用が最も安心です。
JAFの手厚いロードサイドサポートと、任意保険のレッカー長距離サービスを組み合わせることで、ほぼすべての状況に対応できます。また、家族で頻繁にドライブする方はJAF家族会員の追加も検討する価値があります。
トラブルを防ぐ!旅行前にやっておくべき準備
- 出発前の車両点検
- タイヤの空気圧(長距離+荷物積載を考慮して若干高めに)
- エンジンオイル量・冷却水量・ウォッシャー液の確認
- 各種ライト類の点灯チェック
- ワイパーゴムの状態確認(特に雨季の旅行前は重要)
- 異音・異臭・振動などの違和感がないかチェック
 
- JAF・保険連絡先をスマホに登録
- 必須の携行品準備
- ブースターケーブル(4〜5m、太めのもの推奨)
- パンク修理剤・空気入れ(コンプレッサータイプが便利)
- 懐中電灯・反射ベスト(夜間のトラブル対応用)
- 三角停止表示板(法律で設置義務あり)
- 軍手・雨具・タオル(作業時や天候不良時に便利)
 
また、ETCカード・スマホ充電器・防寒具・簡易工具セット・飲料水なども積んでおくと安心です。
特に人気の少ない観光地や山間部、冬季の旅行では、救援が来るまで長時間かかる場合もあり、防寒対策や水分確保は重要です。
最近の車ではスペアタイヤが搭載されていないモデルも増えています。
事前に自車の装備を確認し、必要に応じてパンク修理剤やエアポンプを用意しておきましょう。
まとめ|トラブルは準備と冷静な対応で乗り切れる
旅行中に車が故障してしまっても、正しい対応と備えがあれば被害を最小限にできます。
JAFや保険のロードサービスを上手に活用しつつ、応急処置や予防策もぜひ意識しておきましょう。
特に普段と違う環境での長距離運転は、想定外のトラブルが発生しやすいことを肝に銘じておくべきです。
もし迷ったときは無理をせず、早めにプロの助けを求めることも大切です。
旅行の思い出が「車のトラブルで大変だった」というマイナスの記憶にならないよう、この記事で紹介した対策をぜひ参考にしてください。
「まさか」が起こる前に、この記事を参考に準備してみてください。万全の備えがあれば、仮にトラブルが発生しても、旅の楽しい思い出を台無しにすることなく乗り越えられるはずです。
それではまた次回のブログ
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良ければご覧ください。

